投稿日:2014/12/11
こんにちは!武田です。
年末といえば忘年会。この忘年会、実は日本独自の行事だそうです。フランス語にもドイツ語にも『忘年会』に相当する単語はありません。
ところで、いつから忘年会を行うようになったかというと、鎌倉時代に行われた【年忘れ】と呼ばれる会が起源のようです。しかし、この会は連歌を読むことが目的で、現在行われている忘年会には程遠いものでした。
現在のような忘年会を行うようになったのは江戸時代で、一般庶民が一年間の憂さを晴らすために親しい者が年末に酒を酌み交わすようになったのがルーツです。
一方、武士は『新年会』は開いたが『忘年会』は開かず、これで町民との身分の違いを見せたそうです。
現代のようなどんちゃん騒ぎの『忘年会』が年中行事化したのは明治時代。故郷に帰らず、東京に居残っていた学生と官僚が始めたそうです。
学生は年の初めは故郷に帰るので年始は集まりにくい、官僚はボーナスが出て懐が温まっているところに御用納めが入り、それならついでに飲もうというのが忘年会の初めだったそうです。
今から忘年会を楽しみにしている方は多いと思います。羽目を外しすぎて、年始に顔を合わせずらい、、、なんてことの無いように、程ほどに全力で忘年会を楽しみましょう。