投稿日:2015/1/30
南部谷です。
インターネットは私生活、仕事ともに必要不可欠な時代になりました。
特にビジネスの分野ではインターネット活用し、活躍している企業や個人事業主が1990年後半以降数多く台頭し、そして今ではクラウドソーシングなどで、人と人をインターネット上でつなぎ、ビジネスをマッチングさせる、などの形態も広がっています。
ITは驚くほど日々進化をしていて、このままではコンピューターは人間の脳を超えるというニュースまで現実化してきました。
しかし、だからこそアナログをもう一度見直し、評価していかなければならないのでしょうか。
インターネット上で注文を受け、後日郵送をする、個人事業主でC to Cの仕事をしているのであれば問題ないかもしれません。
SEO対策をしたWEBでマーケティングを行い、安く仕入れて高く売る、このようなビジネスモデルで実際に稼いでいる方も珍しくない時代になりました。
これらのビジネスモデルは、インターネット上でのやり取りしかしないので、まさにITのみでビジネスが成り立ってしまいます。
しかし、このようなビジネスモデルはすぐに情報が広がりモデリングされ、レッドオーシャン(価格競争の世界)に巻き込まれてしまうので、非常に早いスパンで商品やビジネスモデルを探し、考え、次の手を打たなければならないリスクが非常に高いです。
そして、B to B B to CのビジネスはITだけでは成り立ちません。営業をWEBマーケティングだけに任せてしまうと、ブランドのない会社は、非常に高い商品力がない限りは、売り上げに直結しません。また、商品力があってもブランドのない会社の場合は、まだ信頼がされにくいので契約率は非常に低いことでしょう。
ここで必ず必要になるのがアナログの力です。
足を運び顔を見せ、自己紹介をして、自社の製品について話を聞いていただく。ここまで辿り着くのにも、ブランドのない企業は非常に大変です。そして、運よくご契約いただいても、アフターフォローやトラブル対応などで必ずアナログの力が必要になります。
顧客だけではありません。取引先や下請け業者ともITだけで関係は築けるのでしょうか。
僕がここで言うアナログとは、「営業力」「対面力」のことです。
この力がないと、いずれ必ず足元を救われます。人は最後は膝と膝を突き合わせて、顔を見てコミュニケーションをとる。これに尽きると僕は思います。
もちろんITがなければ仕事は成り立たない時代であることは間違いありません。IT大切なビジネスパートナーだと僕は考えています。
ビジネスはアナログとITの融合こそが顧客満足度向上に繋がる。
本日も宜しくお願いします。