投稿日:2015/6/26
過剰なサービスとおもてなしの精神、この一番の違いとは。
過剰なサービスとは、売り手側が自己満足で終わるケースや、それを実施する人間が、多大なストレスを受けるケースが多く見られます。
ようするに、自社の商品をもっと買って欲しい、自社の評価を上げたい、自分が好かれたい、と視点が自分に向いている状態のことを指します。
もちろんこの気持ちはビジネスマンとして、誰しもが持っているものであり、向上心の表れなので、良い事であるのは間違いないでしょう。
ではおもてなしの精神とは?
一言で言うと、一人ひとりに対し、「その方に喜んでいただくためにはどうしたらよいか 、満足感を超えた感動をどうしたら感じていただけるか」を常に考え行うことが「おもてなし」であり、最上級の心遣いなのです。
これはクライアントの視点に立つ、もっと言うとクライアントの心に入りクライアント自身に自分がなってしまうくらいの、気持ちが必要です。
相手の性別、年齢、この場所にいる背景、表情、仕草などこれらを瞬時に汲み取り、その人の本当に求めているサービス、もしくは本人が気づいていない潜在ニーズを満たすための行動をする。とても難しいことですが、感動していただくのは容易なことではありません。
しかし、これができると、ある現象がおきます。
人は感動したことは誰かに話したくなる。そしてそれはもっと大きくなり広まっていく。いわゆる口コミです。
もうお分かりですよね。
過剰なサービスはリピーター確保にはなるかもしれません。ですが、それを提供している側には非常にストレスが掛かります。
おもてなしの精神は大変ではありますが、人を感動させる喜びを知ると同時に、仕事をしていて、とても充実感を得ることができます。
そして最終的には口コミという最強の営業マンに変身します。
是非、この「おもてなしの精神」をビジネスに取り入れてみてはいかがでしょうか?