投稿日:2015/9/1
思春期の中学生や高校生の頃、ほとんどの方は反抗期を経験したと思います。
反抗期は親の言うことが全て口煩く感じ、何にでも反発してしまう。親の苦労やありがたみがまだ分らない子供の頃に、経験する成長への入り口ですよね。
その後、社会に出て一人暮らしをして、親のありがたさや苦労が分ってくると、親孝行をしたくなる、私はこれも一つの大人の基準だと思います。
ではその親孝行とはなんなのか。
最近の親をみていると、子供を傍に置いておきたい、自分の目の届く範囲で監視していたい、いつまでも子供は子供、かごの中に入れておきたいといった子離れできない親が増えてきている気がします。
はっきりいって、そのような考え方を持った親がいると、子供の成長を非常に遅らせます。
いずれ子供は家族をつくり、親になります。
特に男性は早く一人立ちさせてあげなければ、社会の中で生きていく強さが身に付くのが遅れ、仕事や家庭に自分の弱さから重大な影響をもたらしかねません。
寂しくても、切なくても、親は子供の将来を考え、強さを持ってもらうために、外に出さなければいけないと私は考えます。
では子供が行なう「親孝行」とはなにか。
それは、自立して一人で歩いていくことができる、強さを持つことです。
それが自らの望む幸せには必ず必要だからです。
親は何よりも子供の幸せを願っています。
立派な親であればあるほど、傍にいてほしい、いつも顔を見ていたいという自分の感情は抑え、子供が強くなり立派になって家庭を築いてほしい、それが一番の親孝行だと考えるはずです。
そしてなによりもそこに喜びを感じることでしょう。
子供はその気持ちを汲んであげて、最大限の努力をし、社会で揉まれ成長をして、一人前の大人になれるよう、日々戦わなければなりません。
それが一番の親孝行なのです。
よほどの事情がない限りは社会人になって実家にいると、成長が大幅に遅れます。
親離れと子離れをお互いがしっかりと意識して、一人前の大人になって親孝行をしてあげましょう。
是非参考にしてみてください。