投稿日:2016/3/23
このブログをご覧の皆様は、「新潟せいさく所」や「Niigata Liberal Arts Club」という取り組みや団体をご存知でしたでしょうか?
2つの団体を簡単に表現してしまうと、表題の通りなのですが、今回はこの2団体についてお伝えしたいと思います。
代表者は渡邉秀太さん。
まずは「新潟せいさく所」について。
「新潟せいさく所」は、新潟市役所職員で構成する課題検討・提案型のゼミのような組織です。
2006年に結成し、メンバーは10名強。毎月1回の定例会での議論、その他に新潟市内の地域づくり・まちづくりに参加・参画しています。
渡邉さんが新潟市役所に入庁したのが2005年。
新潟市に貢献するため、もっと勉強したいと思っていました。
同期との飲み会で「市役所に入るためだけではなくて,市役所に入ってからも勉強をしなければ!」という話をして、それを同期の一人が覚えており、結成に至りました。
ミッションを定めており、それは「新潟市に住んで良かったと思える人が1人でも増えるといい。」というもの。
毎月少しずつでも集まって議論して、地域に出て、20年、30年続けたらきっともっと良くなるね、と。「せいさく」は「政策、制作、製作」です。
話し合うだけでなく、きちっとアウトプットしていくことも心掛けています。
続いては、「Niigata Liberal Arts Club」について。
「Niigata Liberal Arts Club」は、平たく言うと社会人向けの教養講座です。
新潟市には新潟大学があり、大学と連携しながら、先生に講義をしてもらっています。
2015年11月からスタートし、考古学、科学思想史、哲学と3か月連続で実施しました。
講義で学ぶだけでなく、参加者同士の交流・情報交換の場を設けており、継続する中で、知識を蓄積しつつ新たなプロジェクトが出てくると面白いと思っています。
きっかけは2つです。1つ目は、とある方との出会い。その方は歴史や思想などに精通している方で、その知識を活かして意思決定をしていました。仕事をするうえでビジネススキルに加えて知識、特に教養が重要だと感じた瞬間です。
2つ目は、雑誌『Think!』の記事です。リベラルアーツの特集号が組まれ、ビジネス界でも重要な要素なのだと思いました。
新潟大学の先生の講義を聞き、新潟市の社会人が何かを得ることにつながれば良いと思います。教養を身につけ、深く広い思考で、仕事やプライベートも、もっと充実させていきたい。
また、この会がきっかけとなり、地域や社会人と大学が触れ合う中で、新潟大学がもっとオープンに知識を発信できるようになるといいなぁと思います。この会をとおして「学ぶ、考える、活かす、良くする。」ことを目指しているそうです。
皆様もこのような活動に参加し、新潟の良さ、そして新潟の皆様との交流を楽しんでみてはいかがでしょうか?