投稿日:2016/4/12
以前の記事でもお伝えさせて頂いていますが、昨日、4/29から越後湯沢~新潟間で運行する「現美新幹線」の報道関係者向け試乗会が行われました。
現美新幹線は8人の現代アートの担い手たちが外装や内装を担当しており、乗客は6両編成の車内を自由に行き来しながら絵画やオブジェといった作品を鑑賞することができます。
東日本旅客鉄道は「走る美術館」として売り込み、旅行需要開拓に繋げていきたいとのことです。
現美新幹線の車両は、以前に秋田新幹線で使われていたE3系新幹線を5億円かけて改装したもので、外観デザインを手掛けたのは写真家・映画監督を蜷川実花氏、ご存知の方も多いことと思います。
列車自体をキャンバスに見立て、外観に夏の夜空を彩る長岡の花火をデザイン、夜空のような漆黒をベースに色とりどりの花火が浮かび上がるデザインを目の当たりにした人は、度肝を抜かれること間違いなしです。
6両編成の車内は「美術館」として、松本尚、小牟田悠介、古武家賢太郎氏、paramodel、石川直樹、荒神明香、ブライアン・アルフレッドらによる絵画や彫刻、写真などの作品が展示されている。
その代わりに、乗車定員を改装前の3分の1程度の105人まで減らしているとのことで、旅行需要開拓への本気度が伝わってきますね。
4/29から上越新幹線の越後湯沢~新潟間を土日曜日、祝日を中心に運行しますが、当面は指定席および、旅行専用商品としての販売、7月以降は自由席も販売される予定とのことで、新しい新幹線に乗るだけでなく、これをきっかけに現代アートへの関心を高める機会にしてみてはいかがでしょうか?