投稿日:2016/5/17
現在、皆様の関心は熊本地震へと向いていることと思います。
巨大地震が引き起った際に怖いのが、噴火です。
およそ5年以内に必ず起こるといわれている大噴火が、まだ起こっておらず、その兆候が、ついに現われたと立命館大学教授が発表しました。
新潟焼山の噴火は東日本大震災の“最終章”である『ステージ4』に突入したとのことで、注意が必要です。
今月の6日に、新潟県と長野県の県境にそびえ立つ新潟焼山で水蒸気噴火による降灰が確認され、山頂から半径1キロメートル以内が立ち入り禁止区域に設定されました。
立命館大学教授は、噴火について下記のように解説しています。
「3/11以降、東日本一帯で火山活動が活発化しています。小さな地震が集中発生する場所が複数出現していますが、震源の深さは10キロメートル以内で、それらは全て活火山の地下。東日本の複数の活火山には、マグマがどんどん溜まる状況が続いている。そんな中、新潟焼山が噴火したのです。
この山は岩盤が弱いため、他の山より早く噴火したと考えられますが、東日本大震災が引き金となって火山活動が活発化していることの証左だと思います。
過去100年間に世界中で発生した11のM8.5以上の大地震では、およそ5年以内に近隣の複数の火山が必ず噴火しています。現状、唯一の例外は東日本大震災です。多くの専門家が“近い将来、噴火する”と見ています」
つまり、新潟焼山の噴火は、東日本大震災が引き起こしたもので、近く、さらに大きな噴火が起こる可能性があるということで、皆様、より厳重な注意を払っていただけたらと思います。