投稿日:2016/10/18
どのような業界・業種でも多少の誤解は少なからずあるものなのですが、ベンチャー企業は特に誤解されていることが多いと思いますので、今回はその誤解を解けたらと思います。
日本のベンチャー企業を取り巻く環境は年々と変わっておりますので、そちらも併せて、お伝えさせていただけたらと思います。
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「誤解1:景気が悪い時には起業すべきでない」
国内の景気は徐々に回復していますが、ベンチャーキャピタルの出資額は2009年に落ち込んで以降、低水準で推移しています。
この現状だけを見るとベンチャーを起業するのは・・・と思う方がいてもおかしくありませんが、過去最低と言われている2009年でも約800億円も出資されています。
数百・数十億円の資金が事業に必要な場合であれば話は変わりますが、数千万円の資金であれば、あまり関係がないと思います。
そもそもの話、ベンチャーキャピタルの投資基準として、事業がイケているかイケていないのかが大きなポイントになります。
近年の出資額の低水準水位は単に、ベンチャーキャピタルの出身基準に見合う事業が少なかっただけと考えられますので、景気・不景気と起業の関連性はそこまで大きくないと思われます。
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「誤解2:日本はベンチャーファイナンスが根付かない」
確かに米国と比べると遅れていることは間違いないのですが、日本のベンチャーファイナンスも急速に成長しています。
寧ろ日本のベンチャーファイナンスはこれから活発化することが予測されます。
今後、ベンチャー業界が盛り上がっていく要素の一つです!
日本で世界に知られるようなベンチャー企業が育ちにくいのは、ファイナンス関連の成長の遅れが大きく影響しているのではないかと思います。
ですが日本のベンチャーファイナンスも急速に成長していますし、日本はこれからなのです!