投稿日:2017/5/30
こんにちは。
新潟ベンチャーブログです。
以前もお話させて頂きましたが、今の時代
“個性の尊重”
が謳われています。
自由にのびのびと活動することが推奨されていることが多くなってきました。
学校では、昔は暴力が当たり前だった時代から、
今は指導するだけで問題になったりすることも少なくないでしょう。
企業では、上司が部下をほめ、気分よく仕事させるやり方が主流になっているのではないでしょうか。
叱られた経験が非常に少ないため、
個性を尊重するという大義名分と少子化の影響もあって、
自身の価値観を否定されずに社会に出てきます。
結果的に厳しく叱咤されると、萎縮してやる気を失ってしまったすることも多いことでしょう。
そのまま自由にのびのびとやらせた場合、一時的にはよかったりします。
しかし永続的にいい成績が続くことは限りなく少ないのです。
歯車がうまくかみ合ったときは勢いに乗って実力以上の結果を残すこともありますが、
一度つまづくと簡単には立て直せない。
失敗の原因を直視せず反省もせず、うまくいったときのイメージだけを残そうとする。
当然、失敗から学んで活かすという習慣がないため、行き当たりばったりになってしまいます。
個性とは目立つことではなく、他人の納得と承認があってからこそはじめて輝くもの。
世の為、人の為に役立ってこそ活きてくる特性なのです。
もし部下が自由や個性の意味をはき違えているのなら、
リーダーはそれを正さなければなりません。
それが本物の強さを根付かせる一歩だと思っています。