投稿日:2019/11/8
新潟の皆様、こんにちは。 毎週、独立や起業、仕事に役立つ情報をお届けしております。 「新潟ベンチャーブログ」です。 本日は「夢の矛先」 というテーマでお話させて頂きます。
先日、20代の面接をさせて頂きました。起業したいという夢を持っている方だと事前に聞いていたので、私自身も面接を楽しみにしておりました。その面談中に思ったことがありました。それは夢の矛先です。矛先が自分自身に向いているか、外に向いているかということです。
面接の方は「夢は起業することです。そのための基礎知識を御社で学びたいです。」とおしゃっていました。当社は新潟県に100人の起業家を輩出するというビジョンを有しているので、弊社を選んで頂いたことに対して、嬉しく有りがたいと思いました。しかし、他人の夢に対して、あれこれ言うことは誰もできないし、すべきではないのですが、夢の矛先が変わると、より社会に貢献できるもっと大きな事業を生み出すことができる起業家になれる可能性があるのになぁと個人的には感じました。
「なぜ起業したいのですか?」という私の問いに対して、明確な返答はなく、自分の発想力やセンスを生かしたいという返答でした。それが良い悪いということではありませんが、起業をゴールにするべきではなく、○○なサービスや商品を通じて社会に貢献したい、そのために起業する必要があるといった回答がベストではあります。とは言っても20代でそういったことをおっしゃる方は少ないのですが、起業するのであれば、どこかのタイミングで夢の矛先を内から外に向ける必要があると思います。向かなければ、事業を失敗する可能性がずっと高まると私は思います。極論ですが、会社を登記するタイミングで外に向いていなければ、起業しない方がいいのではないかとさえ思います。
夢に内に向くということは自己満足、自分の幸せ、そういったことに対してモチベーションがあるということです。そうなると事業に注ぐパワーが少なく、猛スタートダッシュを切る必要がある起業にとってパワー不足となります。それに対して、新潟県民、日本国に対して貢献したいという矛先だとすると、これは大きなパワーが必要となり、おのずと猛スタートダッシュをする必要がでます。
加えて応援される力が全く変わります。例えば、高級車に乗るために起業する人と新潟県に貢献するために起業する人、どちらが応援されるか。答えは明白です。
新潟県に多くの若い起業家が誕生し新潟経済が活性化することを望み、微力ではありますが、そういった志の高い若者に対して少しでもより貢献できる企業になるために、弊社は努力して参ります。