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一年を振り返って。成長とは?

投稿日:2014/12/26

南です。

 

 

本日は営業最終日!午前中に会社の大掃除を完了させ、年末のあいさつ回りをし、忘年会に挑みます(*^ワ^*)

 

 

 

 

 

今年一年は、成長とは何なのかを追求し、研究した一年でした。

 

 

 

 

 

僕自身の話をすると、成長した実感は何一つありません。

 

 

 

 

 

 

多分これからも自分が成長したと思う瞬間はないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

出来ないことが出来るようになったり、未熟な部分が埋めることが出来たから成長した、というのは成長の本質ではない気がします。

 

 

 

 

 

 

成長は周りが評価するものであって、生きていく事とは仕事を通し、ただひたすら経験し研究し、改善して行き、仕事と向き合うことでしかないと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

よく勘違いしてしまうのは学び=成長だと思い込んでしまうことです。

 

 

 

 

ビジネス書やセミナー、人と会ってすばらしい話を聞いた、新しい価値観が生まれた、だから自分は成長した。

 

 

 

 

 

この考えは危険です。

 

 

 

 

 

何かを学ぶとは容易なことではありません。

 

 

 

 

 

 

例をあげると、部下に仕事を教える過程です。

 

 

 

 

優秀な方と優秀ではない方の違いを聞かれたときに、僕が答えるのは「学習能力があるかないかだけだ」と即答します。

 

 

 

 

 

 

優秀な方はミスから学びリスクヘッジをして、改善し、逆にミスをする前よりも高いパフォーマンスが出せる方法を考え出します。

 

 

 

 

 

 

 

しかし、新卒の方や、ビジネス経験がない方に多く見られるケースは同じミスを何度も繰り返してしまうことです。

 

 

 

 

 

 

優秀な方は全体のごく一部であり、自分自身も優秀ではない部類だったので同じミスをやらかしてしまうことは多々ありました。

 

 

 

 

 

 

 

しかしその中でも改善をしてきたという自負はあります。

 

 

 

 

 

ですが同じミスを繰り返している部下に対し、教えるのは自分が改善するよりも10倍大変です。

 

 

 

 

 

 

なぜならその人がミスをしてしまう本質を、先ずは上司が認知しなければなりません。

 

 

 

 

リアルではなく、夢の中で仕事をしている。

 

自分の商品や仕事に自信がない。

 

そもそも仕事とは何なのかを理解していなく、責任感がない。

 

お客様に対する思いやりや、仲間に対する愛が足りない。

 

優先順位が自分で、上司に怒られる、お客様にしかられるのを怖がり仕事を完結させることが後回しになっている。

 

 

 

あげていくときりがないですが、要するに10人いたら10通りの原因があります。

 

 

 

それを上司が認知した上で、根本から教えていかなければ問題は解決しません。

 

 

 

素直さや向上心が低い部下ほど、何度も熱を入れて伝えていかないと、一年経っても何も改善されない、という現状もよくあります。

 

 

 

 

 

そこまで丁寧に教えなければいけないのか、上司の時間をそこに投資するということは、生産性のある仕事の時間を削ることになるという問題点もあります。

 

 

 

 

 

上記を全て踏まえ、会社の将来的な成長を考えながら、時間配分をして考えていかなければ結果的に、部下の成長率と生産性が合わずに終わってしまうケースもあります。

 

 

 

 

また、学んだと言えるのは、その学びを部下に教え、部下がそれを出来るようになったときに言えるものだと僕は考えます。

 

 

 

 

自分が出来たとしても、それを出来ない人に教え、その人が出来るようにならなければ、その能力はいずれこの世から消えていきます。

 

 

 

これらを全部踏まえて、成長と言わなければ、人の成長はいずれ止まっていってしまうのではないかと思います。

 

 

 

若者の相談に乗らせていただく機会が最近増えてきていますが、学びになりました、と言う言葉を聞くたびに、本当の学びとは何なのかをもっと深く教えていかなければならない危機感を覚えます。

 

 

 

 

学びや成長とは非常に奥深く、年数がかかり、努力が必要なものです。

 

 

 

 

僕自身もまだまだ未熟ですので、しっかりと腰を据え来年も仕事にまい進いたします。

 

 

 

 

一年間ありがとうございました。良いお年を。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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