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三年先に強くなるための稽古

投稿日:2019/12/5

新潟の皆様、こんにちは。 毎週、独立や起業、仕事に役立つ情報をお届けしております。 「新潟ベンチャーブログ」です。 本日は「三年先に強くなるための稽古」 というテーマでお話させて頂きます。


元横綱、千代の富士氏は「いま強くなる稽古と、三年先に強くなる稽古と、両方をしなくちゃならない」という金言を残されております。ビジネスの場でも同じようなことは言われています。重要だけど緊急でない(第二象限)をする努力が必要だと聞いたことがあること方は少なくないと思います。会社を設立して10年後に残っている企業は6%という統計があります。10年後に生存できる要因は様々だと思いますが、そのひとつが冒頭で述べた、千代の富士氏の金言にヒントがあると思います。


三年先に強くなるための稽古(第二象限)をまず企業の方針として決め、社内全体の共通認識にする必要があります。そして、理論を理解しているだけではなく、実際に実行することができるかどうかが会社の発展スピードを大きく左右させると思っています。個人の第二象限ではく、会社の第二象限を決めている企業というのがそもそも少ないように感じます。


そして企業での第二象限は二種類に分かれます。攻めの第二象限、守りの第二象限の二つです。攻めに関してはすぐに利益はでないが、将来的に利益生むモノを育てるということです。例えば営業マンの採用及び教育、ホームページのリニューアル、新規事業などです。守り関しては、社内整備をして業務フローをより円滑にする仕組みを構築したり、企業コンプライアンスを強化するなどです。


第二象限とは再投資ということです。営業利益から企業の方針として決めた第二象限に対して、人、時間、お金を予算や期間を決めて投資していくということです。


ベンチャー企業が10年以上継続するために必要なことは多数ありますが、この第二象限の重要性を理解し、第二象限ができるたけの予算を確保し、決定、実行、継続ができるかが大きな要因の一つだと考えます。企業とは下りのエスカレーターを駆け上がる感覚に似ていると思います。立ち止まったらすぐに下がってしまいます。駆け上がりながらより早く駆け上がれる仕組みを開発したり、たとえ立ち止まってしまってもすぐには下がらないような仕組みを生み出したりすることが、企業を健全な状態に保ち、発展に繋がるのだと思います。


起業家を目指す若者であれば、起業前に個人でまずこのトレーニングを積む必要があります。月間目標を3,4週間で終わらせて残った時間を他のことに当てる習慣を身に付けることが重要だと思います。


新潟市 ビジネストレーニング

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