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投稿日：2016/5/20

新潟県が4月に発表した観光地満足度のランキングにおいて、阿賀野市の五頭温泉郷が3回連続で１位に輝きました。



そもそも五頭温泉郷とは、五頭連峰の麓にあり、「全国森林浴の森100選」にも選ばれた豊かな自然に囲まれた温泉街で、出湯、今板、村杉の三つの温泉から構成されています。



中でも出湯温泉は、空海が五頭山の麓で杖つえをついた場所から湯が出たのが始まりとされ、県内でも有数の歴史を持っています。



宿泊客に占めるリピーター割合は、県平均が53.8％だったのに対し、五頭温泉郷は69.9％で県内最多となり、健康に良いとされるラジウム温泉の泉質と、豊かな自然環境が観光客を魅了しているようです。



新潟市内の方は普段、お仕事以外で市外を訪れる機会は多くはないと思いますが、観光の際にはぜひ、各所、巡ってみてはいかがでしょうか？



村杉温泉は1914年にラジウムが豊富に含まれることが分かりました。



ラジウム温泉に含まれる放射性物質「ラドン」は、吸入すると体の免疫力を高めるなどの効果があるとされ、人気に火がつき、観光客を運ぶため、世界初の量産市販車「Ｔ型フォード」が乗り合いバスのような形で走行するなどにぎわいをみせたといいます。



古い旅館には近衛文麿・元首相や糸魚川市出身の文人で、童謡「春よ来い」の作詞で知られる相馬御風ら著名人の書や手紙が残されているなど、文化的にも楽しむことが可能です。



加えて本日、健康への好影響が期待できる泉質と、豊かな自然や環境が評価され、国の「国民保養温泉地」の指定を受けることとなっており、指定は全国で93ヶ所目で、県内では5ヶ所目となります。



まだ訪れたことがない方は、今回のランキング発表を機に、一度、ぜひ遊びに行ってみて下さい。