投稿日:2020/5/9
新潟の皆様、こんにちは。 毎週、独立や起業、仕事に役立つ情報をお届けしております。 「新潟ベンチャーブログ」です。 本日は「学生と社会人」 というテーマでお話させて頂きます。
私は新社会人が入社1、2年目で学ぶことはどの企業に入社しても同じだと思っています。専門知識や技術、業種は職種、業種によって異なりますが、新社会人が学ぶことで最も重要なことは「理不尽な環境の中、やりたくない仕事でも努力し継続する力を身に付ける」ことだと思います。社会人の方はご存じの通り、社会は理不尽で不平等で納得できないことばかりで構築されています。例えば、上司の言っていることとやっていることとが違う、中身の薄い会議への参加、無駄なルール、雑用、そういったことで不満を持った経験は誰にでもあると思います。入社時はこの会社が特別理不尽で不平等なのだと思ってしまいます。そのことが原因で20代の中には転職、退職を繰り返してしまう人もいます。そして、どの企業も同じ、社会全体がそうなのだといつか気付かされます。最悪の場合は気付かず、問題を社会や企業の責任にして社会からフェイドアウトしてしまう人もいます。
なぜ、このようなことが起きてしまうのか。その原因の多くは学校教育に問題があると思います。まず大前提に日本社会は資本主義社会です。学校教育は平等でえこひいきや理不尽は悪とみなされ、できるだけ排除されています。つまり資本主義とは対極にあります。教師の多くは資本主義の数字との戦いを経験したとこのない人が教壇に立ちます。そして学生と社会人の違いはお金を払う側からお金を貰う側になります。つまり学生の延長線上に社会人があるのではなく正反対の立場にあるのです。こうした理由から社会に出たときにギャップが生まれるのだと思います。精々、学生が認識していることは「社会は厳しい」の一言。
もっと具体的に学生と社会人の違いを家庭内教育、学校教育の場で伝えるべきだと思います。理想は学校教育を社会に合わせ変革することだとは思いますが、難しいのが実状だと思います。もっとスムーズに社会人生活をスタートできれば各企業にとって大きなプラスになり、日本経済は発展すると思います。