投稿日:2016/4/5
新潟は全国的に見ても漫画家の多い県、そして有名漫画家の多い県であるのは皆様、ご存知の通りと思います。
専門学校において漫画家を育てるような教育機関もあり、それだけ漫画を志す方も多く、その方々を応援するような仕組みも整っているような状態です。
そしてさらなる応援の流れが出来上がりました。
若手の漫画の方々が集まり、企業や自治体から広告やPRに使う漫画、イラストの仕事を共同で受注するための「新潟まんが事業協同組合」、通称・ガタまんを新潟市に設立されました。
依頼を受けやすくし、生活面を安定させるのが狙いだそうで、日本漫画家協会によると、漫画家らがこのような組合をつくるのは珍しいとのことです。
漫画家として生計を立てるのは難しく、漫画家にとっては雑誌連載が主な収入源で、一度連載が終わると10年以上仕事がない状態が続くこともあるというような厳しい業界です。
女性であれば妊娠・出産や介護を機に諦める人も少なくなく、「絵は描かなければ腕が衰えていくもの、単発の仕事でも続けられれば、漫画家寿命を延ばせる」と期待されています。
雑誌連載以外の活躍の場をガタまんから、提供していただけたら、新潟の漫画家の皆様には嬉しい限りですね。
ガタまんのような共同組合の発足によって、さらに新潟県の漫画業界が盛り上がることを切に願うばかりです。