投稿日:2019/11/30
新潟の皆様、こんにちは。 毎週、独立や起業、仕事に役立つ情報をお届けしております。 「新潟ベンチャーブログ」です。 本日は「温故知新」 というテーマでお話させて頂きます。
この言葉は私がとても好きな故事成語なのですが、訓読みでは(ふるきをたずね、あたらしきをしる)となります。
温故知新の温はたずねると読みます。これは習う、復習する、よみがえらせるという意味があります。
故という文字は昔、以前といった意味があります。
これが組み合わさり、過去を研究するという意味になりました。
知新はその字の通り、新しいことを知る、知識を持つという意味です。
この故事成語を作成したのは一流経営者の方々も経営の参考にしている、孔子の論語の2番目にある為政(いせい)の中に書かれています。
意味は、古くからの伝えを大切にして新しい知識を得ていくことができれば人を教える師となることができる、
という意味になります。
歴史や前例は様々な教えを与えてくれます。成功事例も失敗事例も先人が残してくれた数だけ、教えを残してくれています。
昔のことだから、今とは違うと、その教えを参考にしないのはとてももったいないことなのです。
特に成功事例に関しては参考にされる方は多いと思いますが、実はそれよりも参考にできるのは失敗事例なのです。
その道を進んだら落とし穴がある。そのケースの場合はこういう失敗事例があった。これを知っていれば対策も立てられますし、逆にそれを活用して新しいアイデアなども生まれてきます。
日常生活で故事成語に触れ合う機会は少ないとは思いますが、是非参考にしてみてください。