投稿日:2020/3/14
今年も阿賀野市の瓢湖には多くの白鳥が渡来しました。毎年10月上旬から3月下旬まで滞在しています。私も毎年1回は家族と瓢湖に訪れ、白鳥の餌やりを楽しんでいます。身近な観光スポットとして新潟の人々からは親しまれています。毎年この時期になると殆どの白鳥はすでに飛び去っています。ちなみに白鳥をはじめとする渡り鳥って不思議ですよね。どこから来て、どこへ行くの?休まずに海を飛んで渡るの?など様々な疑問が湧きますよね。そこで疑問の数々を調べてみました。
まず、なぜ日本に飛来するのかという疑問ですが、白鳥の生息地であるツンドラ地帯は冬には-30℃にもなる地域で、湖が凍ってしまいます。白鳥の主な餌は水草なので湖が凍ると、生きていけなくなってしまいます。そこで、湖が凍らない日本まで餌を求めてやってくるのです。ちなみにツンドラ地帯の一つであるシベリアから日本までは3000Kmもあり、2週間掛けて、休息を取りながらやってきます。
そして、なぜ苦労して来たのにまた寒い所へ帰るのかという疑問ですが、それは日本の夏が暑すぎるからという理由です。もうひとつの理由は白鳥の縄張りが広く、繁殖シーズンには攻撃的になるということです。ですので、シベリアのような広大な場所でなければ、繁殖が難しいのです。
渡り鳥って凄いですよね。他の鳥には失礼ですが、生命って感じがします。これからも年に一度は白鳥の餌やりに瓢湖へ足を運ぼうと思います。