投稿日:2015/7/6
学生の頃は、友達がたくさんいる、初対面の人と打ち解けてすぐに仲良くなる、そんな人たちを「コミュニケーション能力が高い」と位置づけている人が多かったことでしょう。
しかし、社会に出た瞬間にこのコミュニケーション能力の定義は変わると私は考えています。
もちろん、新入社員として入社したときに、社内の人たちと仲良くなる、初対面の取引先の担当者と打ち解けられるのは、非常に良いことです。
しかしそれだけでは会社からの評価は得られません。
では社会に出てからのコミュニケーション能力とは何か。
それは「お客様から契約を頂く力」だと私は考えます。
新人営業マンによくありがちな報告は、「お客様と仲良くなれたけど契約はいただけませんでした」という内容です。
私から言わせると、よっぽどの事情がない限りは、お客様は社交辞令で仲良くしてくれているだけです。
実際はその営業マンが自社の商品の魅力を伝え切れていない、自分の会社の理念を伝え切れていない、その商品をご購入していただいた際に、お客様の利便性やメリットを伝え切れていない、その営業マン自体に魅力がない、いずれかに該当する場合が殆どです。
ただ社交辞令で仲良くなることに意味はありません。そこに時間を投資するのではなく、しっかり上記を伝える努力をして、最終的に契約に至らない理由や、商品の改善点、その営業マンの悪いところなどを指摘してくれる、叱ってくれる、そのような関係値を築くことの方が何倍も価値があります。
「商品、業界、会社、自分」の四つに自信があり、お客様のことを想い、真剣に情熱を伝え、ご契約頂く、これこそが社会に出てからのコミュニケーション能力なのです。
この能力を鍛えていくには、たくさんのお客様に断っていただく必要があります。
だからこそ、時間を頂き断ってくれたお客様には感謝しなければなりません。
是非参考にしてみてください。