投稿日:2016/10/7
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
有名な格言です。
愚かな者は今までの自身の少ない経験から物事を判断しようとし、賢い者は先人たちの失敗や経験、自身の経験から物事を判断する。
ビジネス的に考えるのであれば、上記のように言い換えることができます。
人間一人が一生で経験できることは、そこまで多くはありませんし、この世界のすべての事柄を経験するなど、到底不可能です
だからこそ、しなくても良い失敗はしないようにしていこうということで、今回からは起業で「ありがちな失敗」ということでお送りしたいと思います。
起業を考える皆様の、一つの歴史になれましたら幸いです!
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「売り上げが少なかった」
よくある事例が、始めてから考える・やってみればどうにかなるの精神で、収益を上げる仕組みが不完全なまま、起業してしまうことです。
実際に起業してみると、売り上げがいつまで経っても上がらず、そのまま倒産してしまうなんていう話はよく聞きます。
どれだけ素晴らしい商品でも、ビジネスとしてはお客様が買って下さらなければ成り立ちません。
まず収益構造をしっかり組み立てましょう。
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「経営スキルの不足」
どれだけ商品が素晴らしくても、どれだけ成果を上げる営業マンでも上手くいかないことがあるのが経営です。
商品が素晴らしくても売れないということは販売・営業力不足、売れる営業マンでも上手くいかない原因として大きいのは、シングルタスクからマルチタスクに状況が変わるため、処理することが増えることが大きな原因だと思います。
要は従業員として働くことと、経営者として働くことで要求される能力は大きく異なるということなのです。
経営者の動きを学べる会社(ベンチャー企業)で働いてみることや、起業を考えている業界の競合の経営方法を調べてみると、ある程度の能力と知識が身につくかと思います。
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「資金ショート」
売り上げは上がったが、顧客からの入金が後払いの場合、資金繰りには注意が必要ですし、企業の体力に見合わない案件を獲得した際に、人手・資材の確保のためのキャッシュが多すぎ、手に負えなくなることもあります。
経営において、資金の管理は非常に重要になってきます。
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よく耳にする失敗例でしたが、このような失敗をしてしまわないように、どのように対策していくのかは、各々のキャラクターや能力によって変わってきます。
今の自分の現在地を理解し、対策を練り、失敗を未然に防ぎましょう!