投稿日:2016/3/25
G7農相会合が4/23、4/24に行われますが、新潟市南商工振興会が駅南らしい歓迎ということで、「G7キッチン駅南」という取り組みを企画しました。
新潟駅南口以南は、かつて水郷と呼ばれる地でした。
名前に「潟」がつく湖沼が点在し、その周辺には深い泥田が広がっていました。
この地での稲作は容易ではなく、腰のあたりまで泥にまみれながら稲を刈り、木舟に積んで運ぶ作業を繰り返し、その年の農作業を終える頃にはみぞれが降っているという過酷な状況だったそうです。
そんな駅南は、潟や田んぼの水をコントロールする排水機場ができてから、乾田化が進み、今のように住宅やビルが建つ街に変わっていきました。
農業をしながらこの地を開拓してくれた人たちを今でも大切に思い、かつての暮らしを聞き取りながら、それらの要素を“今”に取り込み、魅力的な駅南にしていきたいという思いが、G7キッチン駅南という取り組みには込められています。
具体的には2つの企画が盛り込まれています。
一つは、「駅南の子どもたちに世界と触れ合う楽しさを知ってほしい」という思いから、G7関連諸国の出身者の方と、子どもたちが触れ合う機会を作るものです。
希望する学校での授業やふれあいスクールの時間を利用し、G7出身者の方からその国の食や文化、暮らしについて学び、料理や遊びを通して交流を深めることができます。
もう一つは、飲食店など18軒によるG7諸国にちなんだ特別メニューの提供です。
新潟駅南のけやき通りや、車ですぐの場所にある水辺空間・鳥屋野潟や清五郎潟周辺には、新潟の農業を支える農家さん、また、それら食材を使いながら料理を提供する飲食店のご協力あっての取り組みです。
個性的な料理人の皆様がG7キッチン駅南のために考えた特別メニューでG7を盛り上げてくれますので、特別メニューをぜひ堪能されてみて下さい。
上記2件の企画でG7キッチン駅南は構成されています、
G7農相会合を機に、新潟ならではの魅力を高めながら、世界へ発信していく、そんな駅南になることを願いつつ、私達もイベントに参加し、少しでもG7農相会合を盛り上げていけたらと思います。